膝の痛みと足関節の機能制限 東京都にしむら治療院

先日、膝の痛みで来院された方が続いていらっしゃいました。

一人は股関節と仙腸関節の治療で半月板損傷が疑われた痛みが改善し、

もう一人は足首の機能制限が強く、足関節の治療で膝の痛みが改善しました。

別の症例についてはこちら

膝の痛みの多様性について

半月板損傷と仙腸関節について

前十字靭帯損傷に対する手術後も続く膝の痛みについて

 

今日は足関節の機能と膝の痛みの関連についてご紹介すると共に症例報告したいと思います。

痛みの部位はこの辺りです

膝の痛み 膝蓋靭帯内側・内側関節面
膝の痛み
膝蓋靭帯内側・内側関節面

 

まず一目見た印象で言えば、足先の向く方向が患側である右足は、左足と比べて外を向いていることです。

その時に大切なのは、どこの関節の問題で足が外を向いてしまうのかです。

股関節が外旋?

膝関節で外旋?

足関節で外旋?

 

膝による回旋が与える人体の影響はこのようになります。

膝の回旋と膝蓋靭帯
膝の回旋と膝蓋靭帯

足が外側向く場合、通常多い状態は写真右側にある、下腿が外側にねじれている状態です。

しかし、今回の患者さんは内側に捻られていました。

膝関節の触診をすると

下腿の内側の後方変位
下腿の内側の後方変位

脛骨内側の後方変位があり、外旋ができません。

 

脛骨の可動性検査

大腿骨後方可動性 脛骨前方可動性
大腿骨後方可動性検査
脛骨前方可動性検査

 

膝関節の伸展には脛骨の外旋が含まれるため、この患者さんが膝を伸ばす時や、階段を下りる時に痛いと話していたのはこの性でしょう。

しかし、下腿が内旋している場合、

足関節は内側を向かなければなりません。

 

そこで足関節の触診へと移りました。

足先が外に向いている。 足関節の外がえし
足先が外に向いている。
足関節の外がえし

足関節で言えば「外がえし」と呼ばれるような状態です。

この運動は足に存在する様々な関節が複合的に作り上げる動きで腓骨筋が主に作り出す動きです。

普通は腓骨筋を緩めるとしてその足先の問題を解決しようと思いますが、

関節の機能問題を治さなければなりません。

距骨の内側の前方変位
距骨の内側の前方変位

 

距骨の可動性検査

距腿関節
距腿関節

距骨の内側が前方に飛び出しているために足先が外に向いてしまっていたのです。

距骨の可動性
距骨の可動性

通常、距腿関節は底屈背屈の動きとされ、うなづく運動だけと捉えられやすいのですが、足関節のマニュアルセラピーと呼ばれる可動性検査をし、治療する分野では、内旋外旋、傾斜、内外への並進ができるとされています。

足関節のマニュアルセラピー
足関節のマニュアルセラピー

 

もちろん距骨下関節による足先の変化もあります。

距骨下関節
距骨下関節

足関節を改善させると、膝にかかる負担も改善され歩行動作が痛みなく行える様になりました。

 

後でわかったことですが、膝のリハビリにと、ボールを膝の内側にはさんでつぶす運動をしていたとのことでした。

その時に足関節から内側に倒す力となって動かしていたために膝の回旋に強い負担をかけてしまったのではないかと、患者さんと分析しました。

 

膝の痛みや足首の痛みでお困りの方に少しでもお力になれれば幸いです。

 

東京都港区芝5-27-5山田ビル503

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にしむら治療院ホームページ

西村 公典

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