歩行時の膝の痛みの分析 東京都港区 にしむら治療院

膝の痛みの多くは「歩行」や「階段の上り下り」で困っているという声が多数です。

スポーツ選手においてはもう少し高い身体能力の要求によって起こりますが、今回は一般の方に対しての「歩行時と階段の昇降時の膝の痛み」の分析を行っていきます。

前回に膝の痛みの部位からの考察を行いました。前回の内容はこちら

同様の機能検査を行うのですが、今回は膝の痛みを力学的に考察します。

運動器の痛みに関しては、機能解剖学、力学、神経学を基礎にして病態把握が必要になります。

 

 

 

先日、立て続けに70代、80代、90代の患者様の歩行時の問題を治療させて頂きました。

年がいっているから治らないわけではありません。

抱えている身体の問題がいくつかあるため、それを把握することができれば、子どもと同じ様に良くなっていきます。

 

膝の痛みを抱えている方、膝の力が入らないような不安定を感じる方、症状も様々です。

 

問診時の予測が大変重要になってきますが、今日は力学的に考えます。

 

例えば、このように一歩踏み込んだ時に、体が倒れるような動きをしてしまうと、膝に大きな力が加わります。

前から見た時に膝が内側に倒れる場合、大腿四頭筋と呼ばれる大きな筋肉が内側外側で正常に作用しなくなるためこれも関節に痛みを生じやすくなります。

これらは前回お話しした機能検査でも把握できるのですが、歩行時の分析として必要なのは体幹や腕の動きなど全体像を捉えることが必要になります。

こちらは左側の治療前と右側の数ヶ月後の治療後になりますが、体が捻っていて、それが足へ捻りのストレスに繋がります。

腕の振りも左右で大きく差があり、体全体が捻ってしまう状態でした。

膝の痛みであっても、全体像を見ることが非常に重要です。

 

全体像を見ることも局所の詳細を見ることも非常に難しいことです。

一番大切なのは患者さんが普段何気なく感じている身体感覚が、キッカケとなる場合が多く、膝以外の健康調査が重要であると最近感じています。

東京都港区芝5-27-5 山田ビル503 にしむら治療院 

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膝の痛みに対する治療の進め方 東京都港区にしむら治療院

膝の痛みに苦悩する患者さんは多く、その痛み方は他の部位同様、様々です。
膝の構造と機能を理解し診察を進めていくことが必要になってきます。

 

まず痛みの部位からの必要検査と病態の予測です。
膝の前面で、中央の靭帯部分に痛みがある場合、歩行時や階段昇降時に前方への不安定性、もしくは動きの制限が認められる場合があります。
認められればそれを治すことで痛みは治まります。

膝の前面で、中央よりも内側もしくは外側の靭帯部分などに痛みがある場合、先ほどに加えて股関節の内旋外旋(内側外側への回旋)の不安定性、もしくは動きの制限が認められる場合があります。

さらに膝の関節の回旋の機能検査も必要になります。

膝の屈伸運動にこの回旋運動が関わっていますが、機能の制限もしくは不安定性がある場合、内側の半月板に痛みを抱えている人は多く、外側の痛みも関係します。

検査でそれがわかれば治療していきます。

膝の後面に痛みを抱えている方のほとんどは膝が伸びないという症状を持っています。
膝を伸ばすためには太ももの裏側のハムストリングスもしくはふくらはぎの腓腹筋を適切に伸ばしていく必要があります。
膝の裏側の中央に近い場合は腓腹筋の影響が強く、内側や外側にずれるとハムストリングスが付着する部位です。

ハムストリングスやふくらはぎが硬くなる理由を見つけなければなりません。
骨盤が前傾に倒れている場合はハムストリングスが緊張するので、骨盤を治さなければありません。

仙骨モビリゼーション

仙腸関節 側臥位
仙腸関節が硬ければそれを緩めることでハムストリングスや腓腹筋は弛緩します。
足首が硬ければ腓腹筋は硬くなりますので、足首の治療が必要になります。

まず膝の痛みの部位から病態の予測と必要検査の選定をお話ししました。
検査は整形外科で行われるような強い検査ではなく、治療するために必要な機能検査ですので、痛みのない本の小さな力による検査になります。
治療も同様に、靭帯に強い負荷がかかるような検査は行いません。できるだけ弱い力によって行う方が良い結果が生まれます。

膝の痛みで長いこと苦悩している方のお力になれれば幸いです。

メールでのご相談等ご気軽にご相談ください

 

当院の治療法は恩師であります中川貴雄先生に御師事していただいたものです。

最近では講師のお手伝いもさせて頂くことになり、もし治療法に興味のある先生がいらっしゃいましたらご連絡ください。

にしむら治療院 西村公典

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