股関節の痛み 足の痺れ 指が動かない 東京都にしむら治療院

足の痺れ=座骨神経痛と簡単に言われてしまいますが、なぜ坐骨神経がストレスを受けるかは人によって異なります。

股関節が悪い人もいれば、が悪いために座骨神経痛を起こす人もいます。

が悪くて座骨神経痛を起こすことがあることもご存知でしょうか?

 

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今日は坐骨神経の走行にはまったく関与していない背中の問題が座骨神経痛を起こしていた症例をご紹介致します。

 

70代女性

主症状は左側の腰痛、左股関節の痛み(前面・後面)、左臀部から大腿部、下腿部後面のしびれ、足趾のしびれと運動障害、右肩の痛みと可動域制限(外転120°痛み)

既往歴として、数十年前に腰部椎間板ヘルニア・分離症を起こし、固定術の手術をしています。(左腸骨を削っている

 

骨盤は左屈していました。
そのため立位では、左股関節は外転位右股関節は内転位となってしまいます。

立位では、患者さんの感覚では右足に体重が乗っており、左側に乗っていない感覚と仰っていました。

左足に体重を乗せると臀部に緊張が走り、長い時間経過すると足の痺れが出現します。

 

骨盤は左側が外方・後方腸骨、仙骨は左下方。
これは、右側が上方に変位しているため、トレンデレンブルグ徴候は起こりません
トレンデレンブルグ徴候とは:股関節の中殿筋が麻痺や運動障害が起こるために対側の骨盤を持ち上げられない状態を指すのですが、もともと骨盤が変位している方には用いることができません。
中殿筋の機能障害でもトレンデレンブルグ徴候が起こらない場合があることを知っている必要があります。

 

股関節の可動域:

外転 R30° L20° 屈曲 R90° L85° 内転 R10° L5°

外旋 R30° L15° 内旋 R30° L30°

 

胸椎は左下方変位。

そのため右肩は左よりも高く、頸椎も左屈する様に左に倒れる傾向がありました。

肩関節の可動域:

外転 R85° L100° 屈曲 R100° L120°

 

最初数回の治療は、主訴である左足を中心に治療を構成しました。

股関節のマイクロ牽引法2
股関節のマイクロ牽引法2
仙骨モビリゼーション
仙骨のモビリゼーション

下部腰椎から骨盤の傾斜の改善と股関節の可動性を改善させることで、足趾の動きが少しできる様になったため、

仙腸関節・股関節・仙骨・下部腰椎の可動性が制限されている部分をリリースして様子を見ました。

治療後は痺れ・痛みの減弱、足趾の運動機能が改善するもののすぐに戻ってしまうという状態を数回繰り返していました。

 

その後、右肩のひっかかりが強く出たので、右肩の可動域を改善させるために胸椎と頸椎の治療をメインに考えて治療を行ったところ、骨盤の変位がいつもよりも改善し、体重移動時の左臀部の緊張がかなり改善しました。

胸腰椎座位モビリゼーション
胸腰椎座位モビリゼーション
頸椎の検査と治療
頸椎の検査と治療

 

つまり、結果を言うと、右肩関節の可動性を制限していた胸椎の左屈によって、左臀部に負荷をかけて左股関節の可動性を制限していたのでした。

 

根本的な問題は背中(胸椎)の左に傾いていた部分で、そこから左股関節の制限と座骨神経痛、右肩の可動域制限と痛みを引き起こしていたということです。

 

患者さんの治療を通して、人の体というのは繋がっているということを実感します。
経絡というのはそういうものなのでしょう。

 

腰や足の症状でお困りの肩に少しでもお力になれれば幸いです。

西村 公典

東京都港区芝5-27-5山田ビル503

03-6435-2437 nishimura@hari.space

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