振戦 本態性振戦 パーキンソン病 東京港区 にしむら治療院

手の震えをずっと抱えてきた患者さんが半年の経過で震えなくなってきました。

まだ経過観察中ですが、本人も改善することが実感でき安心してきました。

パーキンソン病を患い、長い間、薬に寄るコントロールを続けていた方も、震えは施術中に止まることがわかり、経過が良く、現在は神経内科による服薬と当院での治療を続けています。

 

今日は手の震えについて治療考察をご紹介したいと思います。

同様の症状でお困りの方の助けに少しでもなれば幸いです。

 

70代の男性、コップを口に運ぶ動作で手の震えが起こる様になり、ご相談されました。

すでに脳梗塞で倒れられたこともあり、その影響も考えられるため、変化が出そうなところの影響を考えました。

そもそも企図振戦といわれる、何かを指差す動作時に手が振るえるのは小脳など、筋肉の微細な運動をコントロールする脳の障害によるものとして知られているため、脳出血や脳梗塞で起こる症状の一つとされています。

この患者さんも既往歴で脳梗塞があることから、別の脳領域だとしても、関連がないとは言い切れません。

症状は左手だけに起こり、口元に近づけるほど震えてきます。

まず関節の可動域を、口元に近づける動作を分解して検査してみました。

まずは肘の屈曲、中間位から回内、肩の屈曲、内旋。

この動作すべてにおいて、患側の左側が硬く、そして何より筋緊張が強く、反射も更新していることが私の感触として感じられました。

関節を一つ一つ緩めていくことで震えが変わるかを診てみました。

反射が更新しているため、強い刺激や早く動かすことは緊張を強くしてしまうので、ただ楽な体勢で待ち続けることから始めます。

緊張が取れたところで少しずつ関節の角度を増していきます。

再度口元に持っていく動作をすると震えがましになっていました。

しかし、動作を繰り返しているうちにまた緊張が強くなって、震えが強くなってきます。

腕の神経の促通も計り、多少変化がありましたので、繰り返し治療を行ってきました。

そして今まで筋トレを行っていたものから、筋緊張を作らないためのリハビリを指導して、治療を続けているとみるみる震えが弱くなってきました。

未だ日によっては震えていますが、だいぶ良くなり現在も引き続き診ています。

震え=パーキンソンや脳梗塞をはじめ脳の疾患、として捉えることは間違いであり、震えというもの自体がどういったものが考えられるか考え、その人の震えがどうして起こっているのかいくつかの仮説を立てて施術を行うことの重要性を感じています。

 

今回私が立てた仮説は、

重しを手に付けた状態で、水を飲む、指を指すことは健常者でも非常に困難で、細かな繊細な動きには筋肉の緊張緩和が不可欠になってきます。

重しを手に付けた状態とは、すなわち腕全体に力を入れている状態であり、動作時においても無駄な筋肉の緊張は、繊細な動きを要求された時の外乱となってしまいます。

その緊張を緩めることで腕はしなやかにもとめられた行為を実行することができ、震えなくなる。

仮説が100%とは言えないまでも、正しい読み取りができ、結果、だいぶ改善しました。

 

少しでも震えでお困りの方の力になれれば幸いです。

メールのご相談からでも結構ですのでご気軽にご連絡ください。

東京都港区 にしむら治療院 ホームページ

03-6435-2437

Share This:

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です